ソフトウェアエンジニア 斎藤拓郎

 
※このインタビュー記事はJij Inc. Advent Calendar 2023の18日目の記事にリンクしています。
 

Jijに入社した理由を教えてください

私は高校時代から物理が好きで、日常から離れたことがらに興味を持っていたこともあり、専攻は理学部物理学科を選びました。学部卒業後は、研究方針や研究室の雰囲気が自分のスタイルに合う別の大学院に進みました。ひたすら自由に興味に対する探求をしても良い環境だったため、素粒子論に関して学びを思う存分深めることができました。研究室の同期や先輩と議論をし理解を深めながら理論と向き合う日々で、自分にとっては非常に有意義な2年間でした。修士課程修了後は独立系のSIerに入社しクライアントワークを経験しました。その後大手SIer、自社プロダクトを持つベンチャー企業でエンジニアとして開発を担ってきました。
3社を経験したことで自身のキャリアの軸が定まってきて、「エンジニア文化」「技術重視」これらをポイントに次のチャレンジを模索していました。ちょうどそのタイミングで、採用媒体経由でJijからスカウトが届いたのです。まさか開発キャリアの自分にディープテック業界から声が掛かるとは思わず、最初は驚きました。
量子アニーリング絡みでJijのことは知っていましたが、改めて社員インタビューなどを読んでみると、CTOがエンジニアリングも物理もどちらの専門家であることや、インフラに強いエンジニアがいることなど惹かれる点が多かったです。選考を経て無事入社に至りましたが、社員同士がフラットで議論しやすい環境がある点、それぞれに専門性がありつつ好奇心旺盛な点、物理学科の研究室のような雰囲気や居心地の良さがある点など、入社前に得ていた情報とギャップがなく、スムーズに業務を進めることができています。
 

現在の担当業務とやりがいを教えてください

現在は、ソフトウェア開発チームで開発全般を担っています。入社して数か月の間に、インフラではTerraformによるAWSの全面的なコード化を行い、バックエンドでは使用しているツールのpydanticアップデートとそれに伴う修正を行い、フロントエンドではデザイナーの方と協力しながらJijZeptのドキュメントサイトのUIの刷新を担当しました。インフラからフロントまで幅広く経験させてもらえるのは、自分自身の志向ややりたいことと合致しているので、とてもやりがいを感じています。私は、必要に応じて技術を覚えて開発に活かしていくことが好きなので、色々な技術に触れられることや今までは知らなかった技術を覚えることでプロダクトをより良くしていくことに喜びを感じています。また、大学院卒業後は触れていなかった物理に間接的にとはいえ、また改めて触れられることは感慨深く、自分にとって本質的に意味のあることに関われる日々にとても満足しています。
 

今後どんなことにチャレンジしていきたいですか

短期的には、現在任せてもらっていることも含め、とにかく手を動かす役割を徹底的に担いたいと思っています。なぜならば、中長期的な目標である、上流工程のアーキテクトやプロダクト設計に関われるチャンスが得られた際に、様々な部分に幅広く触れていた経験がダイレクトに活きるはずだと考えているからです。
またプライベートではGo言語を勉強しているので、実務で使う場合はすぐに活かせるようにしたいです。
 

候補者へのメッセージをお願いします

先ほども話しました通り、Jijは大学院の研究室の雰囲気を持っていることが良いカルチャーだと思っています。きっと、理系の研究室に在籍していて居心地がいいと感じている学生さんには親和性があるのではないでしょうか。また、メンバー一人ひとりが優秀で、それぞれに深い専門性を持っているので互いに知見をシェアし合える刺激的な環境があります。