インターンインタビュー石田捷人さん

 
石田捷人さん
ソルボンヌ大学 コンピューターサイエンス学部 Quantum Information speciality (IQ)
博士課程前期 (マスター)2年
 
今回のインタビューではJij夏季インターンシップに参加していただいた、石田さんにJijのインターンに参加したきっかけや、行った業務とやりがい、インターンを通しての感想をインタビューしました!
インターン期間:6月中旬〜8月末
 

Jijのインターンに参加したきっかけを教えてください

5月にパリで開催されたQ2Bの懇親会にクラスメイトと参加したところ、たまたまJijの中田さんに話しかけていただきました。その時の会話では特にインターンシップの話題は出ませんでしたが、後に中田さんとLinkedInで繋がったのをきっかけにJijのホームページを見たところ、インターンシップの募集が目に入りました。ちょうど夏休みのインターン先を探していたので、Jijのインターン選考にチャレンジすることにしました。
もともとコンピューターサイエンスが専門領域なので、ソフトウェアを開発していて且つ量子を扱う企業でのインターンシップに参画することが理想でした。さらに1年時に数理最適化の授業も受講していたので、自分の興味のある分野が揃っているJijでのインターンシップはかなり魅力的でした。また、パリからフルリモートで参画できることもニーズに合致していました。
ちなみに、フランスのインターンシップ事情は日本とは大きく異なり、大学の授業に支障が出ない場合でも授業実施期間はインターンへの参画は不可で、またインターン期間も6ヶ月などの長期がデフォルトのため、マスター2年次の定められた期間にしかインターンへのチャレンジができないという制約があります。
よって、今回のJijのインターンシップとの出会いは非常に貴重なものでした。
 

インターンシップで行った業務とそのやりがいを教えてください

研究開発チームでのインターンとして、論文の再現と実装を行うことが私のメインタスクでした。これは、元々の論文を読んで再現をしてみることで、実際に使える機能かどうかを検証するといった一連の業務になります。並行して、再現にあたってどのように実装をしたか、チュートリアルも書きました。
業務の中でコーディングをしていると様々な大きな問題が出てきたものの、その都度解決しながら段取り通りに進めることができました。またどうしても解決ができない課題に直面した時は、メンターやチームの方に相談するとすぐにアドバイスをいただくことができ、スムーズに次に進むことができました。
これらの業務を通して、再現した論文のメインテーマが今の量子デバイスの限界の中でどう最大活用できるかを検証すること、量子側をどう小さくできるか・どう小さくしていくかなどを工夫して、量子計算でいい答えが出せることなどが面白く、そこにやりがいを感じました。
 

インターンを通しての感想を教えてください

Jijのインターンシップはフルリモート勤務が前提ですが、働く曜日や時間も自由なため、自分のペースで稼働することができ、とてもやりやすかったです。
JijではSlackでのコミュニケーションが主流ですが、その中の一つのチャンネルで社員の方々が自由に発言している内容を見て、メンバーの特徴や会社の雰囲気がすごく伝わってきました。
また業務においては、自分の正面業務以外にも、社員の方々が定期的に行っているSprint会議に参加できたことは非常に貴重な経験でした。やるべきことを共有する際にどのようにシェアをするといいのか、他の社員の研究内容はどういったものなのかなどを具体的に学ぶことができました。大学では基礎研究がメインですが、企業ではどのような研究分野がありどのように研究が行われ社会実装に繋がっているかを知ることができ、この点も貴重な経験だったと振り返っています。
インターン最終日には、2ヶ月間のまとめとして最終報告会として社員の方々にプレゼンテーションを行いました。事前にメンターにスライドを確認していただいたので、準備段階では不安はありませんでした。報告会では社員の方々が興味深く質問をしてくださったり、メンターが補足説明をしてくださったおかげで、スムーズに終えることができました。
 

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